利に聡い

 私は利に聡いタイプの人間だ。自分でもそう思っているし周りの人も私をそうみていると思う。若い頃からあまり損をした記憶がなく友人や知人を見て「もっと上手く立ち回ることができるのに・・・」と思っていた。

 私の価値基準は損か得か、効率的かそうでないか。そんな感じだった。或るいみ損得勘定を隠さずに生きて来たともいえる。そんな私が近頃どうやらこの生き方が間違いだったと思い始めている。なぜなら成功もしていないし幸福度も低いからだ。あくまで自己基準であるが。

 もっと愚直に生きればよかった。