コロナ禍での不公平感

 このコロナ禍で日本の経済が傷んでいる、中でも中小企業、個人事業主フリーランサーなどの痛手が大きく生活が困難になっている者も・・・。

 というようなニュースをよく聞くが実際のところ皆さんの周りにコロナ禍のせいで生活が困難になっている個人事業主を見たことがあるだろうか。 私はまだ1人も見ていない。私自身が個人事業主でもあるのでこの手の事柄には敏感であり、他の個人事業主に会うと必ず訊ねるようにしている 『商売のほうはどうですか?』と。

 実際、私はというと業種的なこともあるのだろうがコロナウイルスの影響をまったく受けていない。なので春以降いろいろと政府の援助があることは知っていたが軽くニュースに目を通す程度で利用しようと考えたことはなかった。いまから思えば私がバカだったということなのだろうか?

 近頃このコロナ禍で収益の減った者を助ける制度が悪用されたケースがよく報道されている。手口はいたって簡単でそして悪質だ。そして不正申請のチェックはザルだ。こんな簡単に巨額の金を手に入れることができるとは。

 繰り返していうが私は不正に申請はしなかった。しかし今になって思うと簡単に不正申請をすることは出来たし、絶対にバレない自信もある。この世はやはり正直者がバカを見る世の中だったのか。