廃墟

昨夜、久しぶりに我が家に帰った。何故 自分の家に帰るのが久しぶりなのかというと、それはいつもの通り女の家に入り浸っていたからである。で、昨夜は久しぶりに我が家に帰ったのであるが、それはもちろん夜も更けてからのことである。シャワーを浴びて午前0時頃ベッドに入りウトウトとしはじめると窓の外で 「パラパラ〜」 とか 「ザザザッ〜」 と、まるで土砂でも崩れているかのような音がする。何の音かな〜と気にはなるのだがそのまま放っておいて寝ることにした。しかしその音がいつまでも続く。深夜1時ごろ、あまりに気になったのでカーテンを開け外を見て愕然とした。向かいのマンションが廃墟と化いるではないか。状況が理解できずオロオロと慌てふためく。

そういえば前回家に戻ったとき、マンションの管理会社から封筒に入った手紙が来ていたのを思い出した。そのときは見もせずに玄関の棚の上に置いておいたのだがもしかしたらこのことと何か関係があるのではと見に行った。案の定、手紙には向かいのマンションの解体工事について書いてあった。それでようやく安心してもう一度ベッドに入り寝ようと思ったのだが、向かいのマンションが廃墟になっているのを見た瞬間の衝撃があまりに大きくてなんだかドキドキしてうまく寝付けなかった。

しかしいったい何なんだろう、あの廃墟を見たときの何ともいえない心の動揺は。インターネットでも「廃墟」と入れて検索すればいろいろな画像を見ることができる。ああいったものは私に限らず、何かしら人の心を揺さぶるなにかがあるのだろう。。








それにしても、夜中に急にこんなもん見たらビックリしますよ。(写真は朝起きてから携帯のカメラで撮ったもの)