フェルメール展に行ってきた

 50の手習いという程ご大そうなものではないが、暇な時間に鉛筆でデッサンなどをすることを覚えてから自然と絵には興味が向かう。「好きな画家は?」と聞かれれば答えることも迷うことも出来る程度に知識はついてきた。ただしかし、私程度の者には絵の取引価格と絵の価値を切り離して考えることはなかなか難しい。

 写実主義はあまり好みではないが、それでもやはり学校の教科書で見た絵が実際に見れるとなると行ってみたくなる。そんなワケで昨日は大阪市立美術館フェルメールとその時代の絵を見に行ってきた。

 昨日は天気も良くまた美術館がある公園にはたくさんの桜があり最高のお出かけ日和だった。平日の昼間だというのにフェルメール展は賑わっていてフェルメールの人気っぷりが伺える。フェルメールの作品自体は6点しか展示されていないのだが、同じ時代やフェルメールから影響を受けた画家達の絵が多く展示されていて、それなりに楽しませてくれる。

 今までフェルメールを評する言葉として「光の画家」とか「光と影の魔術師」という言葉をよく目にして、その言葉からきっと陰影の付け方が絶妙なんだろうなと想像していたが実物をみるとその想像をいとも簡単に覆してくれる。やはり絵は本物を見ないといけないんだな~と当たり前のことを思い知らされた。

 先にも書いたが、気候と天気が最高に良く、桜がいっぱい咲いている日にフェルメールの絵を見るなどというのは人生の中でも指折りの好日だったのではないだろうか。

f:id:neand:20190404131158j:plain

桜と通天閣