クリスマスらしいこと

昨日は相方と2人でクリスマスらしいことをしようと晩メシの買い物に出かけた。その途中、相方が服などを見て安物を2.3点買っているのをショップの外から眺めていた。近くの店のショーウインドウにはカバンやマフラーなどの小物が飾られていて見るともなしに眺めていると、数週間前に相方が忘年会に行く用のバッグがないと困っていたことを思い出した。
服を買って店から出てきた彼女にカバンを買ってやると伝えると嬉しそうに『いいの?』と聞いてきた。
『うん、今日はクリスマスの買い物だから!』

ショッピングモールを歩きながら通り掛かりの数店舗で物色する。そのあと百貨店にも行きだいたい目星がついたようだ。最後に見た店の物が良いという。手頃な値段と色のブランド物では無いバッグにだいたい決まったようだった。『よし、そしたら最後に1件、カバン専門店に行ってそこを見てから決めよう』といって百貨店の外にあるバッグの専門店に行くことにした。

専門店に入るとスグに1つのカバンを手に取ってそれから値札を見た。その前に目星を付けていたものの約5倍の金額だった。ちょっとイタい金額だな・・・。とは思ったがクリスマスの雰囲気が私の財布のひもを緩ませた。『気に入ったならそれにしろ』と平静を装ったが内心はドキドキしていた。『いいの? 本当にいいの?』と聞かれたので自分の小ささを悟られないようなにも答えずに定員さんを呼んでそのカバンをくださいと言った。

出費としてはかなりイタかったが彼女が喜んでくれたのがうれしかった。なのでさっき、この日記を書きはじめる前に、こんど少し余裕のあるときにもっといいブランド物のバッグでも買ってやろうかなどと考え、それがいくらぐらいするのかとネットで調べてみた。

ベタなところでヴィトンのバッグなんかどうだろう・・・・。
えっ!こんなにするのかよ!!
えっと。じゃぁ、エルメスとかシャネルなんかの高級っていわれてるバッグっていくらぐらいするんだ・・・。
おぃ! オレの乗ってるクルマより高いやん!!

あー、そうなのか。世の中ってそうなってるのか。女性用の高級バッグの値段なんかこの年になるまで知らなかったけど、毎日頑張って働いてるし、ちょっと無理すれば手が届くんじゃないかな〜と思っていたけど完全に打ちのめされた。世の中ってそうなってるんだ。格差社会の格差ってこういうことなんだ。
そんなことを知った年末の1日でした。

それから家に帰ってTVのニュースを見て思い出したんだけど、今日は天皇誕生日だったんですね、すっかり忘れてた、すいません。。