友人の葬式

幼稚園の頃からの仲なのでかれこれ45年の付き合いか。
そんな友人が事故で逝ってしまった。早生まれのためまだ48才、あまりにも速過ぎる。
若い者の葬式は涙が多い。かくいう私も人目もはばからず声を出して泣いてしまった。
小さな頃から自由奔放で、そしてそのまま大きくなったようなやつだった。
短い命を惜しみなく生きたいように生きて死んだ、そんな人生だったように思う。
神に愛された者は早く神のもとに召されるとはよく聞く話しだが、アイツのことを思うとその言葉はあながち迷信ではないように思えてくる。
私はつまらない命をセコく惜しんで生きている。神から愛されるようなキャラでもない。こんな私は少しでも長生きして多くの友人を見送ろうと思った。
私にはそれが似合っているように思う。