清原和博はなぜシャブに溺れたのか

プロ野球界のスーパースター清原和博覚醒剤所持で逮捕されたのはつい先日のこと。彼とは同い年なので親近感を持って見てきたので少なからずショックを受けた。しかし連日の報道を見ていると違和感を感じることも多い。彼は確かにスーパースターであったがそれは過去のことで、彼の全盛期は20年以上も前である。少なくとも40代以上の者にしかその凄さは分らないのではないだろうか。
そしてもうひとつ、清原と言えば必ずといっていいほどプロ入団時のドラフト会議のことが挙げられる。そして今回の事件でもその時のことを事件と関連づけて報道している番組を見た。

もう30年も前のことである・・・。
彼にとっては大きな挫折だったかもしれないが、挫折と味わった人間は必ず犯罪者になるといったワケでもないのに。

なぜ大きな才能に恵まれた彼が階段を踏み外してしまったのか、そういった面にスポットを当てる報道も多く見受けられる。しかしそんなことは解説者や芸能リポーターが説明しなくても最初から分っている。少なくとも私には分りきっている。
大阪に生まれた人間がジャイアンツなんぞに憧れたのがそもそもの間違いなのである。ドラフトの時も『阪神以外には行かない』とハッキリ言えばよかったのである。FA宣言したときもせっかく阪神タイガースが『縦縞を横縞にしてでも獲得したい』とそこまでの申し入れをしたにも関わらず清原はジャイアンツを選んだ。ここが彼の大きな過ちだったのだ。 タイガースに入っていれば幸せになれたのに。


ところで、清原本人のことではないのだが、かっての盟友 桑田真澄に意見を求めたところ『人生には代打も代走もない』とか『人生の逆転満塁ホームランを』などという変なコメントを残して。アイツこそ悪いクスリでもやってるんじゃ・・・。と思ったのは私だけだろうか。それとも他の人は『おっ、上手い! 座布団1枚!!』などと思ったのだろうか。。