生まれて初めて群馬県に行ってきた。

旅が好きでいろんな所にいってきた。海外にもなんども行った。しかし国内の東京より向こうと言えば北海道にしか行ったことが無く、しかも飛行機での旅だったのでまさに点と点を繋ぐような旅だった。
今回、群馬に行こうと思った切っ掛けは大河ドラマ真田丸』である。
主人公 真田信繁が幼少期、青年期を過ごした信濃、信州地方が度々ドラマで取り上げられていて、なにぶん土地勘の無いところ故うまく想像することが出来ずにいた。
ドラマの方は好評で各地でイベントが開かれていたり真田幸村にまつわる場所を紹介する記事や番組なども目にした。それにつられて和歌山県九度山の『真田ミュージアム』に行ってみたし、自宅から遠くない場所にある幸村最期の地『安居神社』や『真田丸跡地』を散策してみたりもした。そのせいかますます興味がわいてきて、スケジュールを調整し幸村が人生の前半を過ごした信濃、信州地方へ行ってみることとした。

平日の仕事上がりに大阪を出発しクルマを走らせること6時間。まずは長野県松本市で1泊。深夜到着で翌日早朝出発のため文字通り「寝るだけの宿」となった。翌日更に3時間ほどクルマを走らせ群馬県沼田市へ。沼田城跡、名胡桃城跡を見て回り、どらまのオープニングに出て来る米子大瀑布を写真に納めてからその日の宿へ。
宿はひなびた感が良い創業130年の温泉宿。自慢の温泉と料理、そして最高のもてなしに癒やされる。

翌日は長野県上田市に戻り 真田丸ドラマ館、上田城岩櫃城址へ。そして昼過ぎには松本市を出立し岐路へ。
もちろん私はクルマでの移動で、高速道路では時速100Km程で移動したワケだが、戦国時代の人間が徒歩や騎馬で信州。信濃を治め各城を移動していたというのは驚きである。正直なところ私などは山城の城址を見るため数十分山道を歩いただけで汗だくになり息を切らしていたのだから。

この三日間、天候にも恵まれ、そしてなにより大阪より一足早い紅葉の季節を山深い信州、信濃で満喫することが出来たことは幸せだった。