おっさんは反省しない

 昨日の統一地方選、私の住む大阪では維新の圧勝で終わった。何年か前に大阪都構想住民投票をおこなって負けた結果に代表の橋下徹が政界を引退することになったのに、それでも未だに都構想を争点に選挙をしている。元代表橋下徹も政界復帰をネタに公明党に脅しを掛けるような真似をしている。私は維新も自民も公明もみんな嫌いだ。それなのにその受け皿が共産党しかないというのでは完全に手詰まりだ。昔から大阪にはロクな政治家がいない。思うにこれは江戸時代、首都から遠く離れているにもかかわらず幕府の直轄領だったせいではないだろうか? いやいや、この考えは飛躍しすぎか。

 さて、先日 釈放された「コカイン瀧」ことピエール瀧の件であるが、彼が出演する映画やドラマはほぼそのまま放送、上映するそうである。おそらく誰もそれほど悪いことをしたと思っていないのだろう。そりゃあそうだ、被害者なんか存在しないのだから。当の瀧氏だって絶対反省なんかしていないだろう。

 そもそも何故コカインの吸引が犯罪かというとそれは我が国の法律でコカインを禁じているからにすぎない。もしこの国で飲酒が禁じられていたとして、誰にも迷惑を掛けずこっそり酒を飲んでそのことで捕まったとして、にそのことについて反省するかい?

 こう書くと極論かもしれないが、コカインの吸引と自動車のスピード違反、どちらが重大な犯罪だと思いますか? 大幅な速度超過は重大な事故をおこす可能性があり、最悪の場合 複数の人の命を奪うこともあります。しかしそれでも世の中には30Km以上の速度超過を犯す人は多くいるし、そのことで捕まっても「運が悪かった」程度にしか思わない輩が多数存在します。

 おそらく今回の事をきっかけに この国での個人主義というものは大きく変わるのではないでしょうか。私はそんな気がします。。